2018年4月6日金曜日

我が社の19歳コンビも頑張ってます!!

こんにちは、六代目彌市です(^^)

いよいよ4月に入って
新学期シーズンですね♬

今日から我が家の
子供たちも

小学校はそれぞれ5年と3年に
進級して、

長男は中学2年になりました!

新しいクラスで
不安いっぱいなのかな?と

思いきや、

次男坊は
チョーー!!楽しみーー!と

ワクワクしながら
新しい友達や先生との出会いを

楽しみにしているようでした(^^)


さて、
そんな中、

我が社の新人19歳コンビも
頑張ってますよ♪( ´▽`)


まずは歳は同じでも
入社は1年先輩のカネゴン!

ちょうど1年前の今日の
写真が出てきました(笑)

まだネクタイも締められなかった
カネゴンも♪( ´▽`)


同じ岐阜総合学園出身の
ひーくんこと、貴也先輩の指導のもと、

少しずつではありますが、
職人としての「意識」が根付いてきて
くれてます!



カネゴンが担当してくれている
三浦太鼓店としてのお仕事は、

締太鼓や、桶太鼓の皮を
作る作業♬


「皮」づくりって、
もともとずっと私がやってきた作業で


実は、
この仕事一つで、

完成した太鼓の
「音」の良し悪しが左右される

太鼓にとって「命」とも
言える大事な大事なお仕事なんです♬


よって、


その「技術」と「知恵」を
きちんと伝えるべく、


【めざせ!皮マイスター!!】


という、
独自の評価基準を作って
伝えるようにしました♬



「皮マイスター」になるためには、
たくさんのチェックポイントがあります♪( ´▽`)



約20項目ほどの
技術的なこや、意識するポイントを

5段階評価にして
毎月評価しているんですが、

中でも一番難しい作業がコレです↓



はい、皮を「裁断」すること。


実は、これが
皮作りにとって一番重要で

一番難しい作業なんです♬


「裁断」が難しい!??


ってどういう事か
なかなかイメージつかないですよね、、、


太鼓というのは、

牛1頭分から
いろんな太鼓の種類に合わせて

必要な大きさの皮を裁断します♬


ちなみに、これが1頭分↓



縦横約2メートルほどの
大きな大きな皮から

太鼓は作るんですが、


大きいからと言って
どこでとっても良いというわけじゃないんです♬


ほら、

みなさんお肉をいただく牛さんを
想像してもらうと解ると思いますが、


部位によって、ロースとか
カルビとかハラミとかあって

それぞれ肉質や味が違いますよね。


当然、皮にもそれがあって

場所によって、
伸びやすい部位や

薄くて張りが良い部位、

厚くて強固な部位、、、


などなど、
当然違うわけです。


それを、

どの場所で「裁断」したら

お客様の求められている
「音」に最適な太鼓が作れるか???

それがわかっていないと
太鼓は作れないのです♬


ちょうど、今月最新号の
三浦太鼓店新聞に掲載予定の

ひーくんが作ってくれた
太鼓の皮の細かな解説がこれです↓



皮は、目で見て、手で見て、心で見る♬


まさに、そうなのです。



この裁断する作業の時点で、

完成した太鼓の「音」が
聞こえていなかったら、

太鼓は作れないほど
重要な作業なのです♬



当然、まだまだ1年目のカネゴンは

裁断の時点で全ての「音」が
判断できるレベルではありませんが、


先輩ひーくんの指導のもと
上達してきているので、

2年目に入って
さらなる進化を期待しています(^^)



そして、もう一人は
今年新入社員として仲間入りした

しゅんたまる!!


彼の仕事は、
私のもとで「桶づくり」ですが♬

入社して、早2週間、


ようやく
自身の手で作り上げた

自作桶の第1号が
完成しそうです♬



この1号機は、

当然できも悪いし
商品にはなりませんが、

私も最初に師匠と一緒に作った
1号機は今も大切に自分の太鼓として

演奏で使ってますから、


彼も、

この1号機は
まずは自分で使ってみる♬


これを原点に、
ここから色んなことを

伝えていきたいと思ってます。


しゅんたまるの
桶づくりにしても、

カネゴンの皮づくりにしても、


私たちの仕事というのは、


単なる美しい仕事や
見た目の良さや高い技術力があることが

決してゴールではありません。



ひと昔前のであれば、

「職人」として
求められる仕事は、


先に述べたような

美しい仕事、
見た目や高い技術だったかもしれません。


でも、

今という時代に求められる
「職人」の仕事は

当然それも必要ですが、

それだけじゃないって
感じています。


「伝統」と言われる歴史の中に
ある様々な先人たちの「知恵」には、


いくらお金を出しても
買えることができない、

たくさんの財産が宿っています。


「太鼓」を作るということは、

単に美しい良い太鼓を作ることだけじゃなくて、


そういう、
「知恵」とか「文化」も含めて


彼ら若い世代の人たちの
力を借りながら進化、発展させられたらと

強く思っています。


偉大な先人たちがいてこそ
今の私たちがある。


作り方を教えることは
カンタンですが、

こういう大切な「想い」を
教えていくことは

難しいなぁと感じてます♪( ´▽`)


まだまだ
やれることたくさんありそうです♬


さて、
今日も素敵な1日を^_−☆