2017年11月17日金曜日

創作和太鼓の可能性♬

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


昨日、地元愛知県豊橋に拠点を置く
しおかぜ太鼓さんに太鼓の納品に伺ったんですが

今回作らせてもらった太鼓は、
ちょっぴり変わった太鼓なのです(^^♪

その名も『コンコロ太鼓』です♬




みなさん、見た事ありますかーー??


実はこの太鼓、

この三河地域の伝統芸能『チャラボコ太鼓』の
演奏で使われる太鼓なので、

ご存知の方は、当然なじみ深い太鼓だと思います。


この辺りだと、安城の桜井神社が有名ですね!

以前、桜井神社東町地区の練習に
お邪魔した時の様子です↓

後方で一人男の子が叩いているのが
コンコロ太鼓♬




こんな感じで、独特に発展をとげてきた
地域特有の太鼓で、


全国でも当店と、お隣知立の杉浦太鼓さんでしか
作っていない太鼓でもあるんです。



よって!

伝統芸能以外の『創作和太鼓』の舞台では
ほとんど使っていただく機会がありませんでした♬



そこに、今回目をつけてくれたのが
しおかぜ太鼓の青木君ですね!




他の、どんな太鼓の音色とも重ならない
コンコロ太鼓特有の響きが、

創作太鼓のセットとして
新しい可能性を広げてくれそうです♬


和太鼓の世界って、

いわゆる『伝統』の世界と、
現代に生まれた『創作』という世界と

同じ太鼓でありながら、

使われるシーンやニーズの全く異なった
文化があるんです♬


太鼓屋の仕事をしていて感じるのは、

『伝統』の世界は、すでに確立されていて

その地域だったり、お客様の求められる『音』が
決まってます。


例えば、この『コンコロ太鼓』
張り方や音に対する要望は、

私達よりもその地域の方々の方が
こだわりを持ってたりします♬

だから、張り替えの時は
『音』を確認するために

必ず地域の方々が立ち合いに来られるんですね↓↓



だから、

伝統の世界の音は、

今までと違ってたり変わっちゃったりする事を
嫌われるんですね。


一方で、現代の創作和太鼓の世界は
誕生してまだまだ数十年。


伝統の世界のように「確立」されたモノは
ありませんから、

私達の想像次第で、
可能性は無限大にあるって事ですね!


だから楽しいのです(^^♪



来年から、三浦太鼓店は

毎月新商品の太鼓を必ず1台ずつ作って行くこと決めました!


そして、すでに1月の新作案も
出来てきました!

またご紹介しますお楽しみに(^^♪


今日もステキな一日を(^_-)-☆