2017年9月22日金曜日

タガを締め直すと、良い事がある♬

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

すっかり朝晩は涼しいというより
寒くなってきて秋の気配深まる今日この頃!

みなさんいかがお過ごしでしょうか

実は!!

最近全然やる気が起きなくて(笑)

完全に燃え尽き症候群です(笑)

この夏までの疲れが
どーーーーーーーっと押し寄せてきた感じで


とにかくボーーーっとしたくて
何も手につきません( ;∀;)


当然、ブログも書けなくて(涙)


リラックスるする方法も
分からなくなってしまう今日この頃(笑)

少しずつ回復してますから
ご安心くださいませ!


さて、お蔭様で
日々のお仕事はとんでもなく充実しております!


先日は、静岡県浜松市神ケ谷という地域伝統で
使われている、今年還暦を迎える古い桶太鼓の
修理をさせていただきました。


パッと見ても古い感じでしょ!

はい、昭和32年に作られた
今年還暦を迎える古い大桶太鼓です!

大きさは4尺!


今回の主な修理は、外れてしまったり
割れてしまった「タガ」の交換。




まずは皮を外して、




タガを外すと桶はバラバラになります~♬





さらに、板は1枚1枚バラバラになります~♬




ここまでバラしてから
再び組み直し!


今回はタガの交換のみのご依頼でしたが、
ここは、やっぱり職人魂( ;∀;)


できるだけ、表面のデコボコもキレイに削ってあげたい~♬




思った以上に、表面の状況が悪かったので

やれることに限界はありましたが、
それでも、削り直してあげると
見た目だけじゃなくて、バランスもよくなります!

何より太鼓が喜んでくれてる感じがします(^^♪


そして、いよいよ新しいタガ入れね!





今回は、6本タガを入れ替えるんですが

1つのタガを作るのに

10メートルの竹を2本使って
タガを編んでいきます~

一番胴の太いところに使ったタガは
それでも竹の長さが足らずに

プラス8メートルの竹を2本。

よって、36メートルの竹を使って
ようやく1つのタガができてます~


って言っても分からんですよね(笑)


とにかく、1つのタガをつくる為の
竹が“長い”という事だけわかってくださればいいです( ;∀;)




はい、こうして無事完成↓↓





こうして、キレイに
仕上がった胴に再びロープを組みまして~





無事アップサイクル完了です!!




もともとは、コレでしたから↓↓



綺麗によみがえりました~!!


桶太鼓は、「タガ」の役割がとても重要なんです。


見てもらってわかる通り、

カタチが保ってているのは
「タガ」がしっかりと締めてあるからです。


だから、緩んでしまったタガを
もう一度しっかりと締め直しをしてあげることで

実は、見た目だけじゃなくて
「音」も良くなります。


昔から人の心にも例えた言葉で
「タガをしめ直す」という言葉がありますが、

緩んだ気持ちを引き締めるという
意味と同じですね!


人の心も、太鼓も
タガを締め直すことで“シャキッ!!”とします(^^♪



さて、わたしの心は未だ
ゆるみきったタガのようになっておりますが(笑)


少しずつ、締め直して
気持ちあらたに頑張りたいと思います(^^♪


太鼓と同じように、時にタガが緩むことは
ごくごく自然の事なんでしょうね( ;∀;)

そんな自分を許してあげましょう
今日もステキな一日を(^_-)-☆