2017年1月26日木曜日

ウンチクじゃなく、常識に。


おはようございます^ ^
六代目彌市です!

今朝は、瀬戸内海を眺める
小豆島の宿で目覚めました^ ^


かろうじて近くにコンビニは
一つあり、

本土から来た人たちにとっては、
慣れない環境に不便なのかな〜と
思いましたが、

不便だけど、
この島は豊かです。

ヤマロク醤油さんの、
大桶作りには

九州や四国、関東まで
全国各地からさまざまな業界の
方々が集まってきていました。




男が男に惚れる。

私にとっては、
ココはワンダーランド(//∇//)

ディズニーランドよりも楽しいと
思える現場です(笑)

みな、それぞれの役割りを
淡々とこなし、

一つのモノづくりの
完成を目指している。

桶を組む横で、底板を組む人。


その横でタガを組む人。


驚いたのは、
女性も多かったこと、、、

そんな女性もきちんと役割りがあり
桶作りに参加。

これだけ大きな桶の太いタガには
タガの内側に同じ竹で芯を入れますが

その芯をモクモクと
作っていたり、、、

板と板をつなぎ合わせる為の
竹釘を削っていたり、、、





誰もが、驚くほど情熱的に
一つのモノづくりのゴールを
目指している!

そんな現場でした。

完成した大桶の底板には、
ヤマロク醤油五代目山本社長さん始め 

この桶作りに関わる全ての方々が
名前を刻む。


山本社長の想いは、こうでした。

“子や孫の為に、、、”


こんな感じの現場が
朝早くから夜遅くまで続きます



あまりに感動しすぎて、
このプロジェクトをどう
“子”や“孫”に伝え残しますか?

そう尋ねたんです。

そしたら、こんな答えが
返ってきました。

「ウンチクじゃなくて常識にしたい」

こだわりの醤油作り、

こだわりの製法、

こだわりの素材、、、


こんな感じで、消費者や
まわりに対して自分たちの取り組みを
あぁだこうだ伝えるんじゃなく、

徹底的に“本物”にこだわったその先に
生まれる“感動”を大切にして、

多くを語らずとも、
受け継がれる「文化」を目指してると、、、


驚きました。


言われてハッとしました。



これが、私がいままで
尊敬する先人たちから感じてきた
“想い”と重なった瞬間でした。


何の理由もなく、最大限の愛情のを
子どもに注ぐ母親の“愛”みたいなものですね^ ^



今年は、この冬に
5本の大桶作りを目指して
いるそうです。

今日ももうすぐ作業がはじまりますから私もそろそろ支度して(//∇//)

残念ながら、今夜で
小豆島からお別れですが

残り少ない貴重な時間を
共有したいです(^^)