2016年6月25日土曜日

大は小を兼ねない。

こんにちは、六代目彌市です(^^)/



ここ数日、


疲れがたまりすぎて、

家に帰ったら、風呂にも入れずバタンキューーー( ;∀;)



安心してください!


朝にちゃんとお風呂入ってまるからね( ;∀;)



今週末もお仕事ですが、

さすがに週明け少し休みを取ろうと思いますーーー(^^



さて、


みなさん「大は小を兼ねる」ということわざ

ご存知ですよね。


大きい物は小さい物の代わりとしても

使えるという意味で、


小さい物より大きい物のほうが

使い道が広く、役に立つというたとえです。







確かに、そういう場面になることも

あると思いますが、


私が日々かかわっているこの世界では、


必ずしも「大は小を兼ねる」が通用するわけではなく、


むしろ、


“大は小を兼ねない”ことの方が

圧倒的に多いのです。



例えば道具。





桶や太鼓を削るカンナは、

それぞれの大きさに合った角度に調整してあります。



大きな太鼓を作る時は、それに合ったカンナ


小さな太鼓を作る時は、それに合ったカンナ




小さな太鼓を作るときに、

大きな太鼓を作る道具では角度が合わず

上手に作ることはできません。




例えば、“技”




大きな太鼓を作るには、

もちろん技術も経験も必要ですが


それより、何より


小さな太鼓を作ることの方が

繊細で圧倒的に難しいのです。




だから、私たちは

技術や経験が浅いうちは


ある程度大きな太鼓から経験を積み、

だんだんと小さい太鼓を作れるようにするんですね~









今、私がつくってる桶もそうです~(^^♪






師匠に習い始めた当初は、

まず大きなサイズの桶から作る練習をして


少しずつ少しずつ


小さなサイズを仕上げられるように

進めてきました(^^)/



昔から手先が器用な日本人は、


小さなモノ、繊細なモノを得意として

来ましたね。



世界と比べれば、ほんの

小さな島国かもしれませんが


それこそ、世界に負けない

“技術”大国となっていますね(^^♪




必ずしも、大きくあることが

すごいことではないと思って



自称日本一小さな太鼓屋!


今日もコツコツがんばります(^_-)-☆