2016年3月4日金曜日

あなたには、あなたしかできない役割がある。

こんにちは、六代目彌市です^ ^

今日も桶作り修行にきてます!

実は師匠のもとを訪ねるのは久しぶり(≧∇≦)
大切な道具をお借りし、
ある程度、自分でできるところまでは
教わってきたので、

後は、経験を積み重ね
感覚で覚えていくことが大事ですね^ ^

それでも、やればやるほど

疑問?

どうしたらよいかと分からない作業や
工程が当然のごとく!
たくさん出てくるわけです(≧∇≦)

そのたまってた疑問を解消すべく
今日は師匠のもとを訪ねました^ ^


今日の教えは、カンナの研ぎ方‼️

みなさん、桶作りには
実は桶の大きさや工程に合わせた
様々な形と大きさのカンナが必要だと
いうことご存知ですか?


桶の外側を削るカンナは、
胴の丸みに沿ってカンナの刃も台も
曲面にしてあるんです!

これが外側用のカンナです↓


わかりますかね〜、

微妙ですが平らな平ガンナとは
全く違います。

そして次にこれが胴の内側を
削るカンナです↓


今度は外側を削るカンナとは、
全く反対側に膨らんだ刃なんですね〜(≧∇≦)

それぞれ特徴あるこの刃の研ぎ方を
今日は教えてもらいに来たのです〜!


早速師匠は淡々と刃物を研いで
くださいます。


刃物を研ぎながら師匠は
こう言いました。

研ぐのはあわくっちゃいかん‼️

あわくっちゃいかんというのは
慌ててやってはダメ!

ということです。

慌てて研いで、結果うまく研げてなければまた仕事に余分な時間がかかる。

だから、スピーディかつ良い仕事を
する為にも、慌てずじっくり時間をかけて研ぎなさいと。

こうしたひとつひとつの言葉が、
私にはとてもとてもありがたい“知恵”となり財産です。

実は先に紹介したカンナはほんの一部です。

まだまだそれぞれの大きさや特徴にあった様々なカンナがあります。

そう、道具にそれぞれきちんとした
“役割”があるんです。

当然のごとく、外側を削るカンナでは
角度が合わず内側は削ることはできないし、

大きな胴を削るカンナでは、
これもやっぱり角度があわず
小さな胴を削ることはできません。

これって、私達人の役割と
全く同じだな〜と私は感じました。

みなさん、ご自分が
外側を削るカンナなのか?

はたまた内側を削るカンナなのか?


はたまた大きな胴を削るカンナなのか、

小さな胴を削るカンナなのか?


自分で自分自身のこと、きちんと
理解されてますか?

もし私が外側を削るカンナだとしたら
どれだけ一生懸命頑張っても内側を削ることはできないのです。

役割に気付かないまま、いくら努力しても、ただただ自分自身に疲れとストレスがたまるばかりで、

いっこうに周りや環境は変わらないと
思います。

あなたには、あなたにしか
できない素敵な人生の役割がある!

私はそう思います。

人をうらやんで自分自身を見失う前に
まずは自分自身が置かれた環境にきちんと目を向けてみる。

これが互いに生かし合い、
豊かな人生を作る第一歩なのかもしれません^ ^

今日も素敵な1日を☆彡