2016年2月14日日曜日

800年の奇祭。瀧山寺鬼祭り。

こんにちは、六代目彌市です。

昨日は、地元岡崎の瀧山寺で
なんと800年もの歴史と伝統の奇祭、
鬼祭りが催されました。

瀧山寺と言えば、昨年は零のライブステージとしてもご縁をいただいた場所。

この鬼祭りでは、昨年は私個人での
奉納演奏をさせていただき

今年も引き続き大役を授かったのです^ ^

祭りの準備は、松明作りと
松明で使う竹をいただき
奉納演奏で使う竹バチ作り!

今回はたくさんの写真と共に祭りの
空気を感じてもらいましょう!


これが松明作りの様子です。
真冬の冷たい風が吹き抜け
今年の松明作りは大変でした(≧∇≦)

御住職自らも松明作り!

そのかたわらで、私は竹バチ作り^ ^


12本の竹バチを作りましたが、
今年のメイン竹バチはこれにしました。


やっぱり、ちょっと癖のある
竹バチにどうも惹かれる(≧∇≦)

真っ直ぐで美しいものでなく
少し曲がってる。

紆余曲折。

それが私自身の人生と重なるの
かもしれない。


完成した松明。




さあ、後は本番を待つのみ。

今年は、あいにくの雨模様ですが
当然祭りが中止になることはないです。

奉納演奏の場所である、山門と
本堂は屋根があり演奏は問題なし!



まずは、松明と一緒に山門からの
奉納演奏スタートし、
本堂でのステージの時点で本格的な
雨に。



私自身の影が雨鏡に映されるほど、、



これだけの雨で、皮も竹バチも湿度を含み、思い描いた乾いた音が
今年は出せずでしたが、それでも
無事奉納演奏終えることができました。

さあ、いよいよここからが
祭りのクライマックス。

大松明に灯りがつけられ、
厳粛に祭りが進行していきます。


雨にもかかわらず、今年めすごい人。

また今年は特別来賓で徳川18代宗家の
姿もありました。

実は、私

今年、なんと!
クライマックスの松明を持つという
大役を授かったのです(≧∇≦)

松明作り、竹バチ作りに
参加させていただく中で、
地元の方々に太鼓を叩くなら火の中を
経験しなきゃダメだと(≧∇≦)

ごくごく限られた、
地域の方々の禁断の世界へ
なんと参加させていただけることに

そして、これが私です(≧∇≦)

熱さと同時に命がけ、

そして何より重要文化財である本堂の
中でこれだけの松明を燃やしてる
訳ですから、

自分の熱さより、本堂を燃やさない
ために周りの消防団の方々の指示に
対応することに必死。




年男の今年。

こうして貴重な貴重な今年の鬼祭り
が幕を閉じました。

祭りに参加して感じたこと。

それは日常でした。

日常とは、生きることだけではなく
そこに、死もあるってこと。

水、や雨



風や土。


 

花や木。




そして火。


どれも私たちの暮らしに欠かすことの
できない大切な資源であり“自然”であるということ。


と、同時にその自然は
時に味方にもなり、敵にもなる。


いや、自然は敵になる訳ではない。


人間が無理り自然をあざむこうと、
しているだけなんだ。


自然は自然のままで、
常に普遍なもの。


だからこそ、
自然をあざむくではなく


自然に寄り添うこと、
自然とはいったい何なのかという事を

私達人間も、自然の中で生かされているのだから
考えなければならない。

そう強く体感させていただく事ができました。



一見の価値がある祭りです^ ^

来年は、瀧山寺鬼祭りを見にお越しくださいませ!