2015年3月3日火曜日

音には3つのレベルがある。“活きた音”とは“魂の音”

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


あっという間の3月ですね~


3月と言えば、出会いと別れの季節。。。


なんと今年、我が三浦太鼓店にも
新卒のフレッシュマンが1名入社予定です^^;

岐阜県から来てくれるんですよね~

ますますがんばらなくては!



さて、最近ブログを読んでくださっている人から
三浦さんの話“深い”ですよね~


って言われることがある。


だから今日は“深い”話をちょっとしてみようかしら(笑)


なかなか普段からそういう環境にないと
“深い”と捉えられてしまいますが、


実は“深い”とは何も難しい事ではなく
物事の“真理”を言葉にしているだけ。


“真理”というのは人のチカラなんかでは
何も変える事が出来ない“真実”とも言えるでしょうか。


例えば、春になれば南から暖かい風が吹く。

太陽は東からのぼり、西へ沈んでいく。

潮の満ち引き・・・




こういう事を私は“真理”だと思っています。


そして、真理というのは宇宙や自然に限らった
世界では決してありません。

“人”と“人”との関わり方や“人”と“自然”との
関わりの中にも同じようにあるんです。


伝わっていますでしょうか・・・


今日は“深い”話です(笑)


では、その真理に基づいて
今日は“音”について考えてみましょうか。



私は“音”には簡単に分けると3つの種類が
あると思っています。


1つ目の音は、“耳で聞く音”


耳で聞く音、耳で聞こえる音というのは
音のレベルは1です。


だから音が大きかったり、耳障りな音だと
耳鳴りや不快感を与えてしまう事にもなります。



次に、

2つ目の音は、“心に響く音”


これは単に耳にだけ聞こえている世界ではなく
人の心に訴えかける音。

だから音のレベルが一つ上がってレベル2です(^^)



世の中に存在する音や音楽の
ほぼすべてがこのレベル2です。


でも、音にはそれだけではない
更に上の世界があるんです。



それが3つ目の音。


3つ目の音は、“魂に訴える音”



あれこれ理屈ではなく、人の本能を直接
わしづかみされる、ゆさぶられてしまう・・・・


そんな“音”です。


私が口にしている“活きた音”というのは
まさにこの音の事です。


人の耳を通り抜け、心をすり抜け
魂に直接呼びかける・・・


だから頭で考えても、心で感じようと思っても
さらにその先奥深くの階層にある音は


なかなか理屈では理解できない世界に感じられるのかもしれません。


よく、和太鼓の響きって言葉で表現できない音ですね~


と言われることがありますが、
その理由、“真理”がここにあります。



“魂の音”=“活きた音”


太鼓づくりにおいても、太鼓を演奏する上においても
私が何より意識し、伝え届けたいのがこの音です。


変える事の出来ない真理は普遍的なものです。


変える事ができないものを無理に変えようとしたり、
人の欲で作り上げようと思ってもそれは残念ながらできないのです。


音という世界にレベル3があるんだと理解できたとき、
レベル3の持つチカラがどれほど大きいのかが分かりました。


だからその音を作り続けなければならないのです。

だからその音を伝え、届けていきたいのです。




そんな音の今日はちょっぴり深いお話でした(笑)