2015年1月26日月曜日

江戸のふるさと、いや日本のふるさとはここ岡崎にあり(^^)

こんにちは六代目彌市です(^^)/


東京展示会より無事帰ってまいりました。


そしてその勢いのまま迎えた
1月25日は私の35回目の誕生日でした。

大変多くの方々にメッセージいただき
あらためて感謝の想いでいっぱいです。


冬に生まれた人は、その心に秘めた
エネルギーを蓄え春に備える人。

そんなメッセージをいただいたんですが
これがなんだか本当に自分自身とかさなって

うれしかったですね。


立春という言葉、季節が好きです。


いずれ訪れる芽吹く春にむけて
今年もがんばります!



さてお陰様で今年も大変多くの方々に
ご来場、ご支援、ご協力のもと

おかざき匠の会東京展示会無事終えることができました。
本当に本当にありがとうございました!



今年で早くも5年目6回目の開催ですかね!


当初は何のために東京で展示会?

という想いもありましたが、東京で発信するから意味があるんだ!
と奮い立たせここまで続けてくることができました。


昨年は3人だった東京展示会も今年は2社加わり
5人での出展!

まずは宝生園の水野さん!

万年青と書いて“おもと”です(^^)/




万年青と書くように、一年中青々としていて
年中青いので万年青は「万年も家が栄える」といわれて
縁起物として昔から扱われてきました。


徳川家康が江戸城へ入城の際にも
この万年青を3鉢もって入城されたそんな言い伝えがあるそうです!


現在は引っ越し万年青として
世間ではご存知の方も多いかと思いますが

会場内に縁起のいい、また緑の植物が加わると
一気に雰囲気も変わりますね


ちょうど我が家もこの春に新居にお引越し(^^)/

その際は、水野さんから立派な引っ越し万年青を
いただこうと思っています(^^)


そして、お次は
神尾印房の神尾さん!




今回はひたすら手彫り印章の実演をしてくださっていました!


トークライブではその手彫りにこだわる
神尾さんの熱き想いを聞き、私たちも感動しましたね~


日本人が持つ「漢字」にはとても深い意味があることを
教えてもらいました。

そして、その名前は人が生まれてから最初に親から授かる名。


ふたりとして同じ人生、同じ人がいないように
その人自身の名前を魂込めて彫りたい!

そう熱く語ってくれました(^^)


神尾さんカッコいいです!


今回は機械彫りの印章に数分で手を加え
美しく仕上げてくれるという実演をやってくださったので


わたしも早速依頼!


これが匠の技です(^^)/
左ビフォー 右アフター


そして、毎年おなじみ和ろうそくの磯部さん!






このお方は生き方そのものが匠。


私が匠の会に入ってずっと憧れのように追っている偉大な先輩です。


今回は東京の地で、そんな偉大な先輩から
ありがたいお言葉をたくさんもらってしまった・・・


いつか越えてやるぞそんな親父たちのかっこいい背中!



そしてファナビス稲垣さん!




本気布と書いてマジギレ!

おかざき名産のがら紡にかけるその本気の想いが

ひしひしと伝わってきます。


製品そのものに、また自分自身の生き方に
偽りがない人のメッセージはやはり突き刺さりますね



そして昨年同様地下ライブスペースにて
スペシャルライブをおこないました!


そのゲストに出演いただいたのが
東京を拠点に今や多数のメディアに出演され
大活躍の和太鼓グループ彩さん(^^)/






実は、この彩さんとの出会いも
2年前の東京展示会でした(^^)


年を重ねるごとに急成長され、
飛躍されていく姿を今回間近で感じられ


とても感動しました。


お客様とはいえ、互いに刺激し合って
成長できる環境があるって

本当に幸せな職業だとあらためて実感しました。


その責任、覚悟、期待・・・

その想いに応えてやるぞと!


彩のみなさんの本当に素晴らしい演奏に
刺激をもらいました(^^)/


本当にありがとうございました!


それからそれから今回まだまだスペシャルゲストがおりました(^^)/



東京展示会、トークライブ初参戦(^^)/

われらがオカザえもんさん!


東京での認知度とその人気の高さに
脱帽ですわ(^^)/

オカザえもんさんありがとう!


江戸のふるさと岡崎というのは、岡崎の地に生きる
私たちのテーマになっています。


トークライブでは、オカザえもんさんに加え
岡崎から、歴史教室おかざき塾主宰の市橋先生も出演!

先生の分かりやすく勉強になる
すばらしいお話のおかげで江戸のふるさと岡崎を多いにPRすることができました。

「創造と守成」が家康公のテーマだったそうです。


そのお話をいただいた時、あらためて
現代の私達が、どれだけ家康公の築かれた

平和な世の中、社会のしくみの中に
生かされているのかという事が

ほんの少しつながった気がしました。


江戸のふるさと、いや

日本のふるさとはここ岡崎にあり!


そんな誇りが持てるお話を頂戴することができました(^^)/


まだまだ本当に多くの方々にご支援いただき
お礼の言葉を重ねても伝えきれませんが

まずは無事に岡崎へ帰れましたこと
みなさまに感謝の気持ちと共にお伝えさせてください


ありがとうございました!


















2015年1月20日火曜日

五穀豊穣、人々の本気の願い。

こんにちは、六代目彌市です。


1月20日、暦の上で大寒の今日
地元岡崎の徳川家康公ゆかりの神社

伊賀八幡宮にて江戸時代から続く伝統行事
武者的神事にて奉納演奏させていただきました(^^)




武者的神事というのは、弓矢を放ち的の割れ方で
その年の豊作物の作柄を占う神事です。


的の大きさは約35㎝、的までの距離はなんと約27メートル!


これを射とめるのは至難の業です。
今年の射手は昨年に続き小野さんです!



今年の射手、小野さん



矢を射るチャンスは2回のみです。


あたってもあたらなくても神事として占いの結果は出ますが
やはり、スパッと射抜かれると感動します。


残念ながら今年は、2回とも的を射抜く事はできませんでしたが、
肝心の結果は、天候や五穀は“上”

米や商業は“中”などの判定になり結果としては上々の年である
という判定でした。



この神事の結果というのは、三州岡崎のこの地から
千代田の江戸城まで報告されていたそうです。


これは、単に家康公のふるさとからの便りに浸るという事とは
大きく違う意味を持っていたようです。


江戸時代というのは、米をはじめとする農作物の出来の善し悪し
というのが、もっと言うなら“生きる事”そのものにとても影響した時代です。


お米は食糧としての価値だけでなく、通貨であり財産でした。


だからこそ、この神事は単なる“占い”ではなく
人々の願いが込められていたそうです。


現代に生きる私達には想像もできませんね。



だからこそ私達の住むここ日本には昔から各地にこうした
五穀豊穣を祈る伝統文化が残されているという事を


改めて感じました。


神事の様子がNHKのニュースになってました。
少しの間こちらのリンクから動画が見れます

ぜひ拝見ください












2015年1月19日月曜日

“音”と“音”の間にも“音”があることをご存知ですか?

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


意気込んでもダメですね~
新年早々体調をくずし、まず“書く”という

気力、考えるという思考を失ってました(泣)


書くことも、考えることも、発信そのものにたくさんの
エネルギーがいるのだという事を改めて感じましたね~


発信したいのに身体がついて来なかった・・・


復活です!


私はインフルエンザではなかったですが
今流行ってますのでみなさんもどうぞ
お身体大切に(^^)



さて、昨日は地元岡崎で開催された
【多文化共生フェスティバル】という催し物に
出演させていただきました(^^)/





多文化共生とは、市内に在住される外国人の方々との
文化交流が主な目的です。


現在岡崎市内にはなんと65か国、9,000人もの
外国人の方々住んで見えるそうです(^^)


そして、やっぱりその間をつないでくれるのが
各国の伝統的な“音楽”


それぞれがそれぞれの国の文化、風土に
根付いた音楽が世界にあることを改めて実感しました。


でね、その中でとても感じたこと・・・


それはやっぱり“音楽”は“コミュニケーション”なんだという事


音楽という大きなメッセージは、言葉の壁を無くしてくれます。


だって、もともと音楽って
文字や伝達手段のない時代に


よりたくさんの人に、より遠くの人に
その想いやメッセージを伝える手段でありました。


英語、日本語、中国語、韓国語・・・・


人の発する言葉には限界があるけれど
音楽にはそれがまったくありません。


そして、今日はさらにその先の世界も
お伝えしたいと思います


それは“間”。



私はいい音楽というか、メッセージとして伝えようと思ったら
“音”そのものがメッセージなっている必要があると思っています。


伝わっていますでしょうか・・・



単なるリズムや曲を演奏することと、

その音をメッセージとして演奏できる事とは
異なるという事です。



では、その違いはどこにあるのでしょうか?


それが先に言った“間”です。



間というのは“音”と“音”の間にあるみえない“音”のことです。


いきなり???
ですかね~(笑)


分かりやすくお伝えするなら

太鼓で言うと、まず一発の音を叩く。


そうすると“ドン”と音がうまれます。


では、質問です。



太鼓の音って一発叩くとこの“ドン”だけでしょうか???


違いますね~


ドン!と叩いた瞬間に音の余韻、響きがうまれます。


そして、次の音へとつながっていく。



この“ドン”とつぎの“ドン”の間にある見えない音
余韻、響きの事を私は“間”と表現しています。


演奏者自身がこの“間”を
感じて演奏できているかどうか

一目瞭然で分かります。


だって、まったく伝わってくる音が
違うんです。



間を感じられる演奏は不思議と、安心感や
メッセージ、すべてが途切れることなく“つながり”として

伝わってきます。


これは日本特有の文化でもなんでもなく
世界中のトラディショナル(伝統)と呼ばれる世界では

当たり前に存在している“音”です。


楽譜所の♪を追うだけ、
リズムやテンポをいくら正確にあわせる、演奏することができても

この“間”を感じる事ができなかったら
とても薄っぺらい音楽になってしまいます。



世界中の音楽、音、そのメッセージに触れ
あらためて音楽ってすごいなぁと感じたイベントでした(^^)/


そして、私たちは和太鼓の活きた音を通して
その想い、魂を伝えたいと思っています













2015年1月5日月曜日

過去でもない、未来でもない“今に生きる”

こんにちは、六代目彌市です(^^)/

この春三浦太鼓店に、新顔が!?



6畳一間の仕事スペースになんと5人!?

ひしめきあって仕事しています(笑)



150年を迎えた今年は、本当に不思議なことに
これでもかというほどいろんなことが重なってまいりました。



見えない事、見えないもの、未来って不安に感じますでしょうか


普通の人なら、不安に感じますよね~


私も同じです。



ものすごい不安です。



だから不安にならないための本なんか
買ったりします(笑)




その本にはこんな事が書いてありました。




「今“に”生きる」



過去は変えられません。

変えられないことをくよくよ悩んでしまうと心がどんどん重くなります。


また、人間は未来を考えることも大好きです。


しかし、だれも予測できない未来を考えすぎると不安になります・・・



そこで、「今“に”生きる」という思考を徹底的に選択することが大事です


今、この瞬間を大切に生き、“過去”と“未来”を切り離すことで
あなたらしい毎日がやってくる。




なるほど~



そう言われ、納得するけれど難しいですね(?_?)



今に生きるためには、
今この瞬間の目的、目標が明確であることが必要なのではないでしょうか



新年があけて今年一年の目標など発信されている方も多いですが


みなさんの今年一年の目標はなんですか?



私は川の流れのようにという思考で、

達成すべき目標は企業理念を一歩でも高めようと思っています。



私たちの企業理念は、

『伝統を守り、伝統を創る』

そして、我々は活きた和太鼓の音を届けます!



“活きた音”これこそが私たちが永遠に高みを目指す和太鼓の本質です。





明日、あさってと2日間、縁あって人生初のある日本の
有名なお寺へ修業!?へ行ってまいります。


それこそ、何のためにいくのか
いったいそこに何があるのか??

未来を考えれば考えるだけ不安になります。


「今“に”生きる」精神で、あらたなご縁を楽しんできたいと思います!


2015年1月4日日曜日

本場三宅太鼓ワークショップ開催します!

こんにちは、六代目彌市です!

連休もいよいよ終わり、
明日からお仕事という方が多いのではないでしょうか


2015年も本格始動ですね!


さて、今年最初のワークショップのご案内です。

あの本場三宅太鼓、芸能同志会津村さんの
ワークショップ!
芸能同志会津村さん


伝統芸能に宿る“音”というのは太鼓の本質そのもの。

この音を感じる、体感するだけで
多くのメッセージを受け取ることができる

そんなワークショップです!


この機会にぜひ多くの方々に
体感いただければと思います。

開催は、2月8日日曜日

場所は幸田町ももの木保育園。

11:00から14:00
参加費6,000円です。


ご興味ございましたら
三浦太鼓店までお気軽にお問い合わせください。

2015年1月3日土曜日

あなたの“感性”は豊かですか?

こんにちは、六代目彌市です。

今日まで休みをいただき
明日から仕事はじまりです!

私のこころもからだも十分な
栄養補給ができましたので、2015も良いスタートがきれそうです。


今年もいろんな事をやりたいなぁと
考えておりますが、その一つに太鼓教室があります。

昨年第一回目の講座をやらせていただきましたが
今年も4月からの3ヶ月間、全6回のカリキュラムで
考えております!

今や太鼓を習いたいなぁと思ったら
たくさんの教室や場所があるので、

日本全国どこでも環境は整っておりますが
それぞれにそれぞれの指導方針やスタイルがありますねぇ

そんな中、私がこの6回の講座で
伝えたいことはたった“一つ”なんです。


それは、

叩き方でもなく、楽曲でもなく、技術でもない

“感じるチカラ”です。




“感性”とも言いますが、“理屈”で考えるのではなく
“感覚”で受け取る能力ということです。


現代という世の中は、本来人間の持っている
“五感”という感覚をあまり使わなくなってきている・・・

そう感じます。

五感を使わなくても死ぬことがないからです。


でも、一昔前の時代は
感じ取る力、“感性”がなければ生死をも左右するほどの
人間にとって大切な大切な感覚でした。


太陽の チカラ、月の満ち欠け、
自然からいただく食物のエネルギー・・・

人の暮らしのと大自然、宇宙というのが
そのまんま直結した時代でした。


一方現代は、便利さを追求し
一見豊かな時代ともとれる暮らしではありますが、

実は、とても表面的な世界なんですね。



物事を伝える、伝承する手段として
むかしから守・ 破・離という言葉ありますが、


守が太鼓の基本的な叩き方や
構え方という風にとらえるなら


私の伝えたいことは、
その 基礎基本という考え方である“守”の前の段階。

これこそが感じ取る、感じるチカラ“感性”です。


伝わっていますでしょうか・・・


理屈や頭で考えるのではないということから
すべてははじまります。


目をとじても見える世界がある。
耳をふさいでも聞こえる音がある。
手でふれなくても伝わるエネルギーがある。


これこそ、本来人や自然、本質をそなえたモノに
宿る大きな大きなエネルギーです。


表現という観点でいうと、
バチのあげ方や角度も大切ですが

結局そういうことは“理屈”でしかないので
この理屈が邪魔をして感覚までつながらないのです。


目に見えない感覚という世界を
伝えることは難しいです。

だって言葉で伝えても限界があり、
やっぱり何度もいいますが感じ取るチカラ“感性”が
最後は受け止めてこそつながる世界があるんですね。


一度で発信できるのも、太鼓の数にも
限界があるので人数はかなり限定された
教室ではありますが、興味あるかたみえましたら
詳細お送りさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。





2015年1月2日金曜日

和太鼓はエンターテイメントやパフォーマンスの道具ではない!?

こんにちは、六代目彌市です!


新年二日目の朝。
みなさんいかがお過ごしでしょうか

年は、あけてしまえばまた
あっという間に一年駆け巡る・・・

三浦太鼓店は4日から通常営業いたします!
それまで心穏やかに頭の中を整理整頓。


さて、昨年 末ようやく完成しました
われわれ和太鼓零結成10周年記念公演映像。

今回のテーマ“新生”に込めた思いは
これからの和太鼓の世界に向けた私たちなりの
大切な大切なメッセージです

今、和太鼓の世界には大きく分けて
2つの柱が存在します。


それは、

“伝統”と“創作”


伝統とは、神社仏閣での神事や祭礼
地元のお祭りなんかもそうですね〜


数十年前まで和太鼓の世界には
この“伝統”と呼ばれる世界しかありませんでした。


そこから新たな時代にうまれた“創作”


和太鼓の可能性を大きく広げ
今や世界中に愛好家がいます。


この2つの世界。

同じ和太鼓を使っていながら、
実は全く違う世界です。

では、一体なにが違うのでしょうか???


それは演奏者の届ける“視点”です。


伝統という世界にいきる人たちは、
和太鼓の演奏そのものが、

と言うより、
和太鼓の“音”そのものがメッセージです。

メッセージというのは会話と同じ。
言葉と同じコミュニケーションの音です。

言葉を和太鼓の音に変えただけなので
単純にそのメッセージは伝わるし、届きます。


何不自由のない現代に生きる私たちにとって
感じ取ることは非常に難しいですが、

昔の人たちは、神様へのメッセージだったり
“人と人”とのつながりが“生きること”と直結していたんだと思います。

だからそこにあるのは伝えたい!という
“本気の願い”です。

これが伝統の世界にある
和太鼓の“音”なんです。
伝統の世界に宿る音。



一方現代の創作和太鼓は、
舞台やステージから観客に向けたメッセージです。


では、そのメッセージとは
どういうメッセージでしょうか・・・


実は、私たち零もその答えが、ずっとずっとわからなかったんです。

何を届けたいのかすらわからないまま
この10年ただただガムシャラに演奏してきました。

そこにある種の違和感を私は
ずっとずっと抱えてたんです。



そんな私の違和感から、大切な大切な答えを
教えてくれたのがこの、“伝統”の世界に宿る音でした。


創作和太鼓というのは、残念ながら多くの演奏者は
“和太鼓”という楽器を使ったエンターテイメントやパフォーマンス。

もちろん、エンターテイメントやパフォーマンスも含め
発信できる和太鼓というのは素晴らしい楽器です。

だからここまで新しい世界が広がりました。


だけど、エンターテイメントやパフォーマンスだけというのは
いずれ“限界”が来るんです。

理由は簡単です。

目の前にある和太鼓という楽器は、
“音”をメッセージとして届ける楽器です。

先にも言いましたがその音は、
言葉と同じ魂を宿しています。

でも演奏する人がそのことをきちんと理解して
太鼓の前に立つことができなければ、

その音に“魂”を宿すことはできないのです。


伝わっていますでしょうか?


単なるエンターテイメントやパフォーマンスの道具でよければ
究極、和太鼓でなくても良いという事です。


創作と言われる世界は、どうしても
大切な視点が→“自分自身”の自己満足になって
しまう可能性がおおいにあります。

実際私たち零もずっとそうでした。


だから目の前にあるのは和太鼓であるにも
関わらず、その音と自分がつながらない。

“太鼓”と“自分”がつながっていないので
もちろんその音は聞いている人につながるはずがないんです。


本来、大きな大きな魂を宿す太鼓の音エネルギーが
最大100使えるとしたら、

伝統の世界に生きる人たちは最大値100を
確実に使うことができます。

一方、創作の多くの演奏者は“1”です。

1というのは自分のエネルギーではありません。

目の前にある太鼓が持ってくれている“1”です。

残りの“99”を使えるかどうかは
あなた次第ということです。

10年たって、私たち零は
その大切なことにようやく気づき、
向き合うことができるようになりました。

そして、私たちが出した答えをカタチにし
届けたライブ最初の演目です。

“現代”にうまれた新しい可能性が
本当の意味で新たな時代の“伝統”となるには、

“伝統”とは何なのかという
和太鼓の本質と向き合うことが絶対に必要です

もしかしたら、こうした事が伝えられるのも
私たちの役割なのかもしれません。

命を 宿す太鼓の“音”

その“音”はメッセージ

そしてすべてはつながっているんです。


特別出演:三浦太鼓店五代目三浦彌市
演奏:和太鼓零〜zero〜 作曲:古立ケンジ


零ライブDVD好評発売中!

2015年1月1日木曜日

あけましておめでとうございます(^o^)/

あけましておめでとうございます!
六代目彌市です^ ^

いよいよ2015年、
新しい年がスタートしました。

今年の目標は、
『川の流れのように』です。

私の大好きな歌です。

今年は三浦太鼓店150周年、
また親父は還暦を迎えます。

おめでたい事は続きますが、
私自身も同様に成長しなければ
なりません。


例年以上に考えること、
目の前に現れた壁に対して
少しばかりの不安はありますが、

今自分自身の目の前に現れた壁は
必ず乗り越えなければならない壁。

このタイミングと時の流れに
やはり大きな意味があると
感じています。


一滴の雫はやがて川となり、
あるべき方向へと流れていく。


流れに逆らわず、身を任せ
川の流れのように・・・


一歩ずつ着実に歩んでいく所存で
います。

本年もどうぞよろしくお願いし致します!