2014年9月20日土曜日

ご存知でしたか?太鼓にも“目”があることを!

こんにちは、六代目彌市です(^^)/


今日はまた涼しいですね~
今年は例年になく秋の訪れを早く感じます

まだ真夏の布団で寝てるので
朝さむくて目をさましちゃいます(>_<)

風邪ひかないように気をつけなくちゃ!

みなさんも体調管理くれぐれも
お気をつけてくださいね(^^)


さて、昨日は第2回目の教室でした。


初心者の方から、経験者
老若男女の生徒さんがいる中、


毎回毎回、いったいどう伝えたら
分かりやすく、体感し楽しんでもらえるかという事を
試行錯誤しています(>_<)


理屈でない“感覚”という世界を
言葉でつたえるには本当にむつかしいですが


自分が演奏を通して人に伝えることは
自分の中の処理で済んでいたので

そこまで私でも深く考えませんでしたが


自分ではない他人に
この感覚を伝えようと思ったら


複雑な暗号である“音”という世界を
きちんと翻訳してあげることが必要だと

この2回の講座を通して
すご~く感じました!

“太鼓道”


こうして、ブログに書きながら
私自身も自分の頭の中にある感覚を
吐き出し整理して伝えていこうとおもいます!


みなさん、太鼓にも人間と同じく“目”があるって
ご存知ですか?


いきなり何を言い出すんだと
思わないで聞いてください(苦笑)


私は今回の教室で常々
太鼓にとって一番大切なことは“音”だとお伝えしています。


太鼓の音=言葉

そして、言葉=コミュニケーション



太鼓を叩くということは、
その音で奏でるコミュニケーションそのものなんです。


ちょっと想像してみてくださいね


日本語しかしゃべれない人が
英語をしゃべるようになりたいときどうしますか?


そう!駅前留学ですね(笑)


英会話教室に通って、
その言葉を覚えるじゃないですか

言葉がわかってはじめて英語でコミュニケーションが
とれるようになります。


これ、太鼓の音も全く同じです。


先にも言った通り太鼓の“音”=言葉

言葉=コミュニケーションという事なので



自分が伝えたいメッセージを
より言葉にしてきちんと届けられるようになる事で


相手に→伝わる



伝わってますでしょうか?




そして、ここが大切なポイントです


相手に何か思いをきちんと
届けたい、伝えたいと思ったとき


みなさんどうします?


そう相手の“目”をみて話しますよね!


例えば“ありがとう”という言葉を
真剣に伝えたいと思った時

相手の目をみないでありがとうと
言ったときと、


きちんと相手の目をみて
ありがとう!と言った時


どっちがその思いは相手に伝わるか
明らかですよね


でね、この“目”は太鼓にもあるんです!

太鼓の目!?


さて、太鼓の目ってじゃあいったい
どこかわかりますか?



それは!


太鼓を打つ皮のど真ん中にあるんです(?_?)


いいですか、だいたい真ん中辺とかじゃなくって
ド真ん中!です


ここに太鼓の目があります。



だから想いをちゃんと届けたい・・・
伝えたいと思ったら、この目を見て打ってあげる


ど真ん中を打ってあげることで
そのメッセージはより伝わるという事です



ただし太鼓の演奏をする時に
ずっとこの真ん中しか打ってはいけないという
事ではなく、


自分の想いを、言葉を音にのせて
より相手にきちんと届けたいと思ったら


この目を見を打ち抜く
目を見て話してあげることで

聞いている人への伝わり方が
まったく違います。


打ち手がきちんと太鼓の目をみて
話してあげる(打ってあげる)と、


太鼓はきちんとその想いを受け止めてくれます。


ここの太鼓と自分というコミュニケーションがうまれ
楽しくなります。


人と人がコミュニケーションを通して
幸せだったり楽しさを感じることと全く同じなんですね~(^^)


多くの演奏者は
まだまだこの目を見れないことが多いです

目を見て話すことは
恥ずかしいですかね(笑)


これは余談ですが、
プロアマ問わず多くの演奏を映像や生の演奏拝見しますが


私は演奏している音を聞かなくても
ちゃんと太鼓の目を見て話しているかどうか


一目瞭然でわかります。


目を見て話してくれる人の演奏は
究極音を聞かなくても私にはその想いが

メッセージとなって届いてきます



音階のない音を表現することは
難しいですが、太鼓にも“目”があるという事だけでも


知っておいてもらえたら
少しは何か変わるかもしれませんね