2014年8月13日水曜日

太鼓職人だから伝えられる和太鼓の音の本質とは・・・

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

みなさんお盆休み、お墓参りや実家へ帰省されたり
また遊びにでかけられたりとゆっくりされていますでしょうか(^^)


三浦太鼓店はお盆休みはございませんので
はい!仕事しています(^^)/


17日の日曜日だけ法事がありまして
一家で出かけてしまうので臨時休業となりますご了承ください。


さて、今年の零10周年公演の時に告知させてもらった
太鼓教室の件、準備が進まず報告が遅くなってしまいましたが
ようやく準備が整いましたので告知させていただきます。


その前にまず、最初にみなさまにお詫びしなければならないのですが


今回の教室は和太鼓零~ZERO~の事業として
立ち上げる予定でおりましたが、内容を詰めていく中で
零~ZERO~の教室としてではなく、
三浦太鼓店として、わたくし六代目彌市を中心に
開催させていただく運びとなりました。


楽しみにしていてくださった方々には多大なるご迷惑をおかけしてしまったこと
心よりお詫び申し上げます。



私は、いち演奏者でももちろんありますが
その前に太鼓職人であります。


従来、和太鼓というのは、祭礼や伝統芸能といった
役割が主な使われ方でした。


そこから現代、
新たな時代に誕生した和太鼓の新しい文化と可能性。


この新しい時代の文化が本当の意味で
“伝統”となるには絶対に忘れてはいけない和太鼓の“本質”があります。


和太鼓の本質とは、“活きた音”そのもの・・・
たった一発のその活きた音こそ、人々の心の奥深くに響く本当の音。


受け継がれた古い太鼓や伝統芸能や祭礼の中には、現代もその音がきちんと
宿っていることを私は学びました。

500年近くの歴史をつなぐ古い太鼓


太鼓の歴史が物語る本質。



音というのは、本当に不思議なもので
ときに人が放つ言葉より強いメッセージを与えてくれます。


和太鼓の“音”の中には、
そんなとてつもなく強いエネルギーがあるということを
伝統の太鼓が私に教えてくれました。


せっかく、目の前にそんな強いメッセージを伝えられる太鼓があるのに
現代の奏者の多くは、残念ながらその音との向き合い方を知らないなぁと
感じるようになったんです。


演奏者としての技術や知識はまだまだ未熟ですが、
太鼓作りのプロとして経験や感覚を活かし、私だから伝えられる音があると
思っています。


先日の零~ZERO~10周年公演『新生』では、
和太鼓の音の本質に向き合い、現代の要素を取り入れメッセージとして
伝えるという私たちの挑戦、第一歩を刻むことができました。


コンサート冒頭での五代目である親父の太鼓作り演出は、
和太鼓は決してエンターテイメントやパフォーマンスの単なる道具ではないよ

という私たちからのメッセージです。







今回の教室事業というのは、曲を覚えたり単なるリズム感をやしなうのが
目的ではありません。


私にとってもかなりの挑戦になるのですが、
太鼓の構造や、音のでる仕組みなどを太鼓職人という観点から
授業形式でお伝えもしたいと考えています。


あらたな時代に誕生した和太鼓の文化が、本当の意味で“伝統”となっていくよう
その音の本質を伝えていきたいと思っています

平成26年8月吉日 
三浦太鼓店六代目彌市





なお教室は9月5日(金)をスタートし月2回、
全6回のカリキュラムで完結するスケジュールを組みました。

ライブにて資料請求くださった方には本日郵送にて発送予定でおります
教室概要や詳細スケジュールは以下リンクをご確認ください。



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