2014年3月22日土曜日

杉の木のくりぬき胴太鼓!?“今日の太鼓からvol.25”

こんにちは、六代目彌市です(^^♪


いよいよライブも迫る中
本日、この西三河地域の雑誌
咲楽さんにpicupニュースとして掲載していただきました!

読者特典でペアチケット当たるよ!


なんと!?

読者特典を応募すると零~ZERO~LIVEの
ペアチケットがあたるかも(^_^.)

みなさん是非チャレンジしてね!



さて、今日はそれはそれは変わった太鼓の
修理が入ってきました。“今日の太鼓からvol.25”


こちら>>>




何が変わっているかと言いますと

みなさん右の胴はご存知の方も多いと思いますが
桶太鼓の胴ですね。


桶太鼓の胴は、材質として杉やさわらの木が多く
使われていて、1枚1枚の板を組み合わせて
“たが”と呼ばれる竹を編み込んで成型された胴です。

担いで使ったり、据え置いて使ったり・・・

軽量でまわしも楽だし
価格的にもお値打ちなので最近人気の太鼓ですね。


今回ご紹介したいのは
左側の太鼓。


実はこれも“杉”の木でできた胴なんです。


それも右の桶胴のように張り合わせではなく
杉の木のくり貫きです。


これはとても珍しいですね~



通常くり貫きの胴はケヤキやタモ、栓、トチ、
そして最近大きな太鼓にはアフリカのブビンガという
硬木が使われたりしていますが


この杉のくり貫き胴は私の知る限り
当店でもみるのは初めてです。






明治時代に作られた記録が残っており
古い太鼓だという事はわかります。


古くてももちろん修理はできるのですが
この杉材に限ってはとても困ったことに
当店も経験がないほどのデリケートな材質で


木目の入り方に問題があるようで
修理の際のテンションに耐えることができないようです(>_<)





これは困ったと。
さすがの親父も四苦八苦しており


本日予定では張替えが完成するはずだったのですが
状況が進められず、どのように修理するか再検討に・・・


なんとか、せっかくここまで
頑張ってきてくれた
新しい命を吹き込みたいとトライしております(>_<)



無事修理できた際は
またブログでご紹介させていただきます(^^