2013年10月30日水曜日

裏も表もございます(^^

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!

今日は、なんと北海道からお客様がご来店くださいました!


数年前にインターネットを通してご縁をいただいており
今回、たまたまこちらに来られる予定とタイミングが合い実現(^^


一昔前の時代だったら、自分たちの世界なんて本当に狭い世界でしたが
最近はインターネットやSNSの普及で世界が広がったというより
世界が近くなった!そんな気がしています。

こんな小さな太鼓屋でもおかげさまで本当に遠くから
ご縁をいただけることに感謝感謝です!(^^)!

誰と勝負するわけでもなく、誰かと比較するわけでもなく
これからも自分たちの役割とやるべきことに信念をもって
頑張りたいとおもいます!


さて、今日のお仕事は・・・

桶太鼓の皮作りです!



当店の桶太鼓の皮は“裏も表もございます”(^^


それはどういう意味かと言いますと、

担ぎ桶太鼓は太鼓の中でもめずらしく、常に両面を使って演奏する楽器です

こんな感じ(^^
数年前のわたし(笑)



両面を常に使えるという事で、
演出や演奏、音に幅広いバリエーションを作ることができますね


当店では、メインで使う表面の皮は裏面に比べて厚みや深みのある低い音。

一方裏面の皮は表面に比べ薄く張りがあり音の立ち上がりが良くアクセントとなる高い音。



言葉で表現するとこんな感じでしょうか(^^



ではどうやってこの音の違いを作るかと言うと


“皮”の選定と作り方で音の違いを作ることが出来るんですね!


1尺6寸担ぎ用 裏面牛革



牛の皮は生き物なので1頭1頭厚さや質が異なり

その中から自分自身で作りたい音に仕上がるかどうか判断しながら
選び抜かなければなりません。


まだ音になっていない皮を手ですりすりしながら
自分の中で完成した時の音を聞いているような感覚です



今日も最高の音つくりをめざしがんばります!!