2013年2月23日土曜日

作るのは太鼓の“音”

こんにちは、六代目彌市です!(^^)!
昨日は、ご縁をいただき岐阜県のお客様のところへ演奏指導へ出張して参りました!

その帰り道、近くではありながら
まだ一度も行ったことがなかった国宝“犬山城”を見てきました!




山のてっぺんにそびえ立つお城の天守閣は
本当に高くて足が震えました(>_<)

日本の伝統と言うか、歴史に触れることは
本当に新鮮な気持ちになります。

昔の人々が作ってきたモノやカタチって
必ずそのモノに意味や本質があったのだと感じます。

今の世の中はモノやカタチは溢れていますが
そのモノが持っている“本質”や“核”が失われているような気がします。

だから、使い捨てだったり壊れたら買い替えたり・・・

自分たちが作っている太鼓の本質って何かなって
改めて考えてみても、やっぱり“音”なんです

私はそれを“活きた音”と
表現します。


和太鼓の“活きた音”とは・・・


現代の太鼓に対するとらえ方そのものが
パフォーマンスや、見た目、演出の道具という風に
とらえられてしまう事がよくあります。


ただのパフォーマンスの道具であれば
それは和太鼓でなくても、叩くもの、叩けるものであれば
なんでもいいという事になってしまうように感じます。


和太鼓と言う楽器そのものは
すでに“伝統”として何十年、何百年と継承され現代に至っています

どうしてそれほどの長い年月
すたれず、継承されてきたのでしょうか

今の時代には今の時代に合ったカタチや“音”が
合っていいと思うし、そういうものも生まれて行かなければ
あらたな伝統は生まれないと思います

太鼓の音と同じで
どこまでも深く難しいですね

ただ、その本質をもった音の深さは
人々の心の奥深くに響き、かならずや継承されて残っていくモノに
なるのではと感じています。

向き合うべきはどこより、何より深い太鼓の“音”

そんな太鼓の音を創っていきたいですね。